2009年11月28日土曜日

携帯GPSによる山林測量(其の六)



2.「M-Earth(GoogleEarth)」での処理

前回、M-GISで作成した山林境界ポリゴンをシェープファイル(shp)でエクスポートしましたが、そのままではM-Earth(GoogleEarth)にインポートできないので、「kml」形式に変換する必要があります。

今回はフリーソフトの「Shp2kml」を使用します。では早速やってみます。

2-1.Shapeファイルを「Shp2kml」を使い「kml」に変換します。

2-1-1.「Shp2kml」を起動後、変換するShapeファイルを指定し、「Datum」に「WGS 1984 Glabal Defintion」を指定して、「Next」をクリックします。


2-1-2.次画面以降、諸々の設定となりますが、全てデフォルトのまま「Next」をクリックします。(適当ですみません)

2-1-3.以下の画面まできたら、「Create KML file」をクリックし、任意の名前で保存します。


2-2.変換した「kml」をM-Earth(GoogleEarth)にインポートし、編集します。

2-2-1.「M-Earth(GoogleEarth)」を起動します。
2-2-2.上部メニューの「ファイル」→「開く」をクリックし、変換した「kml」を選択します。


2-2-3.インポートされたポリゴンのラベル(元が日本語の為、文字化け)上で右クリックし、「プロパティ」をクリックします。



2-2-4.プロパティ画面の「スタイル・色」タブで、文字化けしていた山林名を訂正し、線の属性及び範囲の属性を設定します。この時、塗りつぶしの透過度を50%にします。



2-2-5.「標高」タブで、「標高=0メートル」、「地形に相対」を選択します。



2-2-6.設定を「適用」し、3D表示させてみました・・・バッチリ!と思ったのは一瞬、ポリゴンが地面にめり込んで綺麗に地形に相対となりませんでした・・・残念・・・



2-2-5.泣く泣く、塗りつぶしは諦めて境界線のみの表示にしました。不満は残りますが、取りあえずこれで良しとします。



次回は、「森林簿」と「地図」のリンクに挑戦する予定です。

2009年11月22日日曜日

超速猪




山主さんらと山林を横断していたら、突然、目の前を岩の様な物体が物凄いスピードで転がり落ちていきました。 網膜の残像を必死に分析してみたら・・・何と「巨大な猪」と判明・・・ それにしても、恐ろしいスピードでした。スピードスキーも叶わない・・・ ぶつかっていたら、確実に死んでました・・・私・・・

2009年11月18日水曜日

ボクサーパンツと頻尿の相関考察



最近、小便の回数が極端に多くなった私は、何か病気の疑いがあると恐怖にかられ、あちこちのサイトをググッてみた・・・
前立腺ガンが進行して腫瘍が大きくなり、尿道や膀胱を圧迫するようになってから、尿がでにくい、トイレの回数が多くなる・・・」
や・ば・い
しかし、冷静に考察してみると・・・


少し前に、倅から「デザインが気に入らないから」と新品のボクサーパンツを貰って、長年愛用していたトランクスの代わりに結構気に入り履いていた。

「ひょっとして・・・」


試しに以前のトランクスに戻してみると、頻尿の症状がすっかり治ってしまった・・・








皆さん、ボクサーパンツにはご注意を!


2009年11月15日日曜日

携帯GPSによる山林測量(其の五)


(前振)
今回は「M-GIS」で作成した山林境界ポリゴンを「M-Earth」に取込んでみる事にします。既に、携帯GPSからウェイポイントを取込みM-GISで山林境界ポリゴンを作成している事を前提とします。

1.「M-GIS」での処理

1-1.「M-GIS」を起動します。
1-2.上部のメニューバーより「空間コンテンツ」→「空間コンテンツ一覧」を選択します。

1-3.対象となる山林境界ポリゴンにチェックを入れて、「エクスポート」をクリックします。


1-4.エクスポート形式はお約束のShapeファイル(shp)を指定します。



1-5.前回の座標系は「日本測地系 平面直角座標系(6系)」でしたが、M-Earthの場合は、「世界測地系 経度緯度座標系」を指定します。


1-6.任意のフォルダを指定してエクスポートします。


1-7.エクスポートが完了したら、M-GISを終了します。


・・・で次回はM-Earthに取込みます。

2009年11月9日月曜日

携帯GPSによる山林測量(其の四)

 
(前置)M-GISに作成したポリゴンの面積を求める機能があれば苦労しないで良いのですが、残念ながら今のところ下記の方法でやっております。M-GISさん、対応お願いします。

5.面積の計算
5-1.前項で作成したポリゴンを「M-GIS」からShapeファイル(shp)でエクスポートとする。




























5-2.「SuperMap Viewer 2008」でインポートし、面積を求める。
※「SuperMap Viewer 2008」はフリーソフト
5-2-1.「SuperMap Viewer 2008」を起動する。
5-2-2.新規の「データソース」を作成する。


















5-2-3.「データセットのインポート」を選択するとダイアログが表示されるので、「ファイル追加」をクリックする。







5-2-4.「5-1」でエクスポートしたShapeファイル(shp)を開く。








5-2-5.[インポート]をクリックする。






5-2-6.インポートしたデータソースをダブルクリックするとポリゴンが表示される。



















5-2-7.ポリゴン上で右クリックしてメニューを表示し、[属性]を選択する。













5-2-8.[属性]ダイアログ内の[SmArea]に面積が表示される。













30949.17平米 => 3.12町


M-GIS版の手順はこれまで・・・随分アバウトな面積ですが山林の面積は公図からして適当らしいので、こんなもんで良しとする事に・・・まだまだ改善の余地はありますが・・・

次回は、M-Earth版を掲載する予定です。
 

2009年11月5日木曜日

携帯GPSによる山林測量(其の参)


4-4.ウェイポイントと航空写真を参考に、山林境界のポリゴンを作成する。

 航空写真とオーバレイすると随分変な箇所にポイントされているのが判る。今後は携帯GPSでポイントする際に位置を確認せねば、と反省しきり。

 しかし、樹齢や樹種が異なると航空写真上では、クッキリと境界が区別できるのでありがたい。


















4-5.ラベルに山林名等を設定すれば完了(ウェイポイントは非表示)。


















其の四では、いよいよ面積測定だぁ~~~

2009年11月4日水曜日

携帯GPSによる山林測量(其の弐)


4.「M-GIS」での編集
※「M-GIS」は三重県が無償配布しているGISソフト

4-1.「3-4」でエクスポートした「gpx」を「gpx2shp」を使用して、「shp」形式に変換する。
※「gpx2shp」はフリーソフト

4-2.「gpx」を「gpx2shp」にドラッグすると「shp」を含む4ファイルが作成される。








4-3.「M-GIS」を起動しShapeファイル「shp」をインポートする。

4-3-1.任意のレイヤを選択する。







4-3-2.必須(※)項目を入力する。
「タイトル」、「登録者」、「メールアドレス」






















4-3-3.「座標系設定」をクリックし設定後、「OK」をクリックする。
座標系:世界測地系 経緯度座標系(WGS84)
単位:度















4-3-4.「スタイル設定」をクリックし設定後、「OK」をクリックする。




















4-3-5.最後に「OK」をクリックすると航空写真上にウェイポイントが表示される。


















其の参へ続く・・・

2009年11月3日火曜日

携帯GPSによる山林測量(其の壱)


携帯GPSで取得したウェイポイントから、M-GISで山林の境界ポリゴンを作成し、面積を求めるまでの覚書です。
カシミール3Dを使用すればもっと楽なのかもしれませんが、どうも苦手でして・・・

1.機種:GARMIN GPSmap60CSx(英語版)

2.測量

2-1.測量の各ポイントで「MARK」ボタンを押してポイントする。
2-2.ポイントした位置が明らかにおかしい場合は、再ポイントする。
※「OK」でポイントせずに「Avg」や「Map」を使用する。

3.携帯GPSからのデータ取込

3-1.「MapSource」を起動して、携帯GPSをUSBでPCに接続し、「ウェイポイント」をインポートする。
※「MapSource」は携帯GPSに付属しているGISソフト



















 
 
3-2.インポートの完了メッセージ









3-3.インポートされたウェイポイント


















3-4.「MapSource」から「gpx」形式でエクスポートする。

其の弐へ続く・・・